ニコデモの福音書
(前名ポンテオ・ピラトの言行録)
私たちの主であり救い主イエス7・キリストの苦難と復活について
英訳書(Rutherford H. Platt, Jr.編 1926年)から和訳してみました
内容
T章 ユダヤ人たちの告発を受けピラトがイエスを呼び出す為に遣わした使いはイエスに礼拝し外套を広げてその上を歩くように願いました
U章 ユダヤ人の指導者たちはイエスは姦淫によって生まれ魔術師であるとピラトに証言しましたが十二人は姦淫の生まれを否定しました
V章 ピラトはイエスにあなたは王ですか?と聞くとイエスは私は真理の証しをする為に来ましたと答え真理は天から来ると言いました
W章 ピラトはユダヤ人たちにあなたたちの法でイエスを裁きなさいと言うと彼等は私たちの法では誰であれ死刑に出来ませんと答えました
X章 ニコデモがイエスの奇跡は神からであり死刑に値しないから解放しなさいと弁護しイエスに癒された人々も次々立って奇跡を証言します
T章
1
アンナスとカヤパ
そしてスンマス
そしてダタム
ガマリエル
ユダ
レビ
ネフタリム
アレクサンダー
キュロス
そして他のユダヤ人たちが
イエスのことでピラトの許へ行きました
多くの大罪でイエスを告発する為に
2
そして言いました
私たちは断言します
イエスは大工ヨセフの息子です
そしてマリアから生まれました
しかし彼は彼自身を宣言しています
神の息子であると
そして王であると
しかもそれだけではなく
彼は消滅しようと試みています
安息日を
そして私たちの父祖の法を
3
ピラトは答えました
彼が宣言したことは何ですか?
そして彼が消滅しようと試みていることは何ですか?
4
ユダヤ人たちはピラトに言いました
私たちには法があります
それは安息日に癒す行為を禁じます
しかし彼は癒します
足萎えも聾も
麻痺で苦しむ者を
盲を
そして癩病人たちを
そして悪霊付きたちを
安息日に
邪悪な方法で
5
ピラトは答えました
どのように彼はこれをすることが出来るのか
邪悪な方法で
彼等は答えました
彼は魔法使いです
だから悪魔を追い出します
悪魔の王によって
それで全てのものは彼の支配を受けることになります
6
そこでピラトは言いました
悪魔を追い出すことは
汚れた霊の業ではなく
神の力に由来するように思えます
7
ユダヤ人たちはピラトに答えました
私たちは閣下にお願いします
あなたの法廷の前に彼を呼び出すことを
そしてあなた自身彼に聞くことを
8
そこでピラトは使者を呼んで彼に言いました
どんな手段を用いてもキリストをここに連れて来なさい
9
そこで使者が出て行きました
そしてキリストと知って
彼を礼拝しました
そして使者が手に持っていた外套を地の上に広げて
使者は言いました
主よ
この上を歩いて下さい
そして行って下さい
何故なら総督があなたを呼んでいるから
10
ユダヤ人たちは使者がしたことを知った時
彼等はピラトに叫んで
言いました
何故あなたは会堂の世話係によって彼を呼び出さなかったのか?
使者によってではなく
何故なら使者は
彼に会った時
彼を礼拝して
手に持った外套を彼の前に地面の上に広げて
彼に言ったから
主よ
総督があなたを呼んでいます
11
そこでピラトは使者を呼んで
言いました
何故あなたはそのようにしたのか?
12
使者は答えました
あなたが私をエルサレムからアレクサンドルに遣わした時
雌驢馬の上にみすぼらしい姿で座っているイエスを私は見ました
そしてヘブライ人の子供たちが叫びました
ホナサ
彼等の手に木の枝を持って
13
他の者たちは彼等の衣服を道に広げて
言いました
私たちを救って下さい
天に居ます方よ
主の名によって来る方は祝福されますように
14
そこでユダヤ人たちは叫びました
使者に対して
そして言いました
ヘブライ人の子供たちはヘブライ人の言葉で彼等の拍手喝采をしました
それなのにどうしてあなたは
ギリシャ人であるのに
ヘブライ語が分かるのか?
15
使者は彼等に答えて言いました
私はヘブライ人の一人に尋ねて言いました
ヘブライ語で子供たちが叫んでいるこれは何ですか?
16
すると彼はそれを私に説明しました
こう言って
彼はホナサと叫びました
それを訳せば
こう言うことです
おお
主よ
私を救って下さい
つまり
主よ
救って下さい
17
ピラトはそこでユダヤ人たちに言いました
何故あなたたちはあなたたち自身証言するのか?
子供たちによって言われた言葉に
即ち
あなたたちの言葉によって
使者は何を間違って行動したのか?
するとユダヤ人たちは黙りました
18
そこで総督は使者に言いました
行って何としても彼を連れて来なさい
19
しかし使者は行って
前のように行って
言いました
主よ
来て下さい
総督があなたをお呼びですから
20
そしてイエスが旗手たちの側に行くと
旗手は旗を持つ者たち
旗の頭が垂れてイエスを礼拝しました
21
するとユダヤ人たちはもっと激しく叫びました
旗を持つ者たちに対して
22
しかしピラトはユダヤ人たちに言いました
私は分かります
それがあなたたちに不愉快であることは
旗の頭がそれ自身下げてイエスを礼拝したことが
しかし何故あなたたちは旗手たちに対して叫ぶのか?
まるで彼等が頭を下げて礼拝したかのように
23
彼等はピラトに答えました
私たちは見ました
旗手自身が頭を下げてイエスを礼拝したのを
24
そこで総督は旗手たち呼んで彼等に言いました
何故あなたたちはそのようにしたのか?
25
旗手たちはピラトに答えました
私たちは全て多神教徒であり神殿で神々を礼拝します
それなのにどうして私たちが彼を礼拝しようとちょっとでも思うでしょうか
私たちは私たちの手に旗を持っているだけです
そして旗がその頭を下げて彼を礼拝しました
26
そこでピラトはユダヤ教会の主宰者たちに言いました
あなたたち自身が力強い者を何人か選んで
彼等に旗を持たせなさい
そして私たちは見ましょう
彼等が身を屈めるかどうか
27
そこでユダヤ人の長老たちは見つけ出しました
最も力強くて有能な年長者十二人を
そして彼等に旗を持たせました
そして彼等は総督の前に立ちました
28
そこでピラトは使者に言いました
イエスを引き出しなさい
そして何が何でも彼を再び連れて来なさい
そこでイエスと使者が公会堂から出て来ました
29
そこでピラトは以前旗を持っていた旗手たちを呼んで
彼等に誓わせました
もし彼等が旗を持っていなかったら
イエスが以前入って来たその時と同じように
ピラトは彼等の首を切り落とすと
30
それから総督はイエスに再び入るように命じました
31
すると使者は依然行ったように行って
イエスに大いに懇願しました
彼の外套の上をイエスが進んで
歩くように
それでイエスはその上を歩いて
入って来ました
32
そしてイエスが入って来た時
旗手たちは以前のように身を屈めて
イエスを礼拝しました
U章
1
そこでピラトはこれを見ると
彼は恐れて
彼の席から立ち上がろうとしました
2
しかし彼が立ち上がろうと思った時
遠くに立っていた彼の妻が
彼に使いを遣わして
こう言いました
あなたはあの正しい人と関わりを持ってはいけません
私は彼のことで非常に苦しんだから
この夜の幻の中で
3
ユダヤ人たちはこれを聞くと
彼等はピラトに言いました
私たちはあなたに言わなかったでしょうか?
彼は魔術師だと
見なさい
彼はあなたの妻に夢を見させました
4
ピラトはそこでイエスを呼んで
言いました
あなたは聞きましたね
彼等があなたに不利な証言をしているのを
それなのにあなたは何も答えないのか?
5
イエスは答えました
彼等に話す力がなかったら
彼等は話すことが出来ません
しかし誰でも彼自身の舌の指令があるので
善のみならず悪も話すように
誰でもそれに頼りなさい
6
しかしユダヤ人の長老たちは答えて
イエスに言いました
私たちは何に頼るべきでしょうか?
7
第一に
私たちはあなたに関してこのことを知っています
あなたが姦淫によって生まれたことを
第二に
あなたの誕生のせいで
ベツレヘムで幼児たちが虐殺されたことを
第三に
あなたの父と母マリアがエジプトに逃げたことを
彼等が彼等自身の民を信頼出来なかったから
8
ユダヤ人の或る者たちは立ってもっと好意的に話しました
私たちは言うことが出来ません
彼が姦淫によって生まれたと
しかし私たちは知っています
彼の母マリアがヨセフと婚約したことを
だから彼は姦淫によって生まれなかったと
9
そこでピラトは言いました
彼は姦淫によって生まれなかったと述べたユダヤ人たちに
あなたたちのこの説明は真実ではありません
婚約だったので
あなたたち自身の民である彼等が証言しているように
10
アンナスとカイアファはピラトに話しました
この多くの民全てに心を留めるべきです
彼等は叫んでいます
彼は姦淫によって生まれたと
そして彼は魔術師であると
彼が姦淫によって生まれたことを否定する彼等は
彼の改宗者たちと弟子たちです
11
ピラトはアンナスとカイアファに答えました
改宗者とは誰ですか?
彼等は答えました
彼等は異教徒の子供たちで
ユダヤ人にならず
彼の信奉者です
12
そこで答えました
エレアゼルは
そしてアステリウスは
そしてアントニウスは
そしてヤコブは
カラスとサムエルは
イサクとフィネスは
クリスパスとアグリッパは
アンナスとユダは
私たちは改宗者ではなく
ユダヤ人の子供たちで
真実を話し
マリアが姦淫した時いました
13
そこでピラトは話し掛けました
これを話した十二人の男たちに
彼等にこう言って
私はあなたたちに折り入って頼みます
カエサルの命にかけて
あなたたちが誠実に言明するように
彼が姦淫によって生まれたかどうか
そしてあなたたちが話したこれらことが真実であるように
14
彼等はピラトに答えました
私たちには律法があります
それによって私たちは答えることが禁じられています
それは罪であるから
彼等に誓わせなさい
カエサルの命にかけて
それは私たちが言った通りではないと
そうすれば私たちは喜んで死刑にされることを受け入れるでしょう
15
そこでアンナスとカイアファはピラトに言いました
この十二人の男たちは信じないでしょう
私たちが彼(イエス)を知っていることを
彼が卑劣に生まれたことを
そして彼が魔術師であることを
彼は偽っているにも拘らず
彼は神の息子であると
そして王であると
そんなことを私たちは全く信じられず
私たちには聞くも恐ろしいことです
16
そこでピラトは全員に出て行くように命じました
十二人の男たちを除いて
彼等は彼(イエス)は姦淫によって生まれたのではないと言った者たちです
そしてイエスを離れた所に引き出して
そして彼等に言いました
何故ユダヤ人たちはイエスを殺したいのか?
17
彼等(十二人)は彼(ピラト)に答えました
彼等(ユダヤ人たち)は怒っています
彼(イエス)が安息日に癒したから
ピラトは言いました
善い業の故に彼等(ユダヤ人たち)は彼(イエス)を殺そうとするのか?
彼等(十二人)は彼(ピラト)に言いました
そうです
閣下
V章
1
そこでピラトは
怒りに満ちて
大広間から出て行き
ユダヤ人たちに言いました
私は全世界に誓う
私はあの男に過ちを見出せないと
2
ユダヤ人たちはピラトに答えました
彼が危険人物でなかったら
私たちは彼をあなたの前に連れて来ませんでした
3
ピラトは彼等に言いました
あなたたちが彼を連れて行って
あなたたちの法で彼を裁きなさい
4
そこでユダヤ人たちは言いました
それは私たちの法によって認められていません
誰であれ人を死刑にすることは
5
ピラトはユダヤ人たちに言いました
その命令は
その結果あなたたちは殺せないが
それはあなたたちのことであり
私のことではありません
6
そして彼は再び大広間に入って
イエス独りを呼んで
彼に言いました
あなたはユダヤ人の王ですか
7
するとイエスは答えて
ピラトに言いました
あなたは自らこのことを話すのですか?
それともユダヤ人たちが私についてそのことをあなたに言いましたか?
8
ピラトは答えて
イエスに言いました
私はユダヤ人ですか?
ユダヤ人の全国民と指導者たちがあなたを私に引き渡しました
あなたは何をしたのか?
9
イエスは答えて
言いました
私の王国はこの世ではありません
もし私の王国がこの世であったなら
それなら私の僕たちが戦ったでしょう
そして私はユダヤ人たちに引き渡されなかったでしょう
しかし今私の王国はここにはありません
10
ピラトは言いました
それではあなたは王ですか?
イエスは答えました
あなたが言います
私が王であると
この目的の為に私は生まれました
そしてこの目的の為に私はこの世に来ました
そしてこの目的の為に私は来ました
私が真理の証しをする為に
そして真理に属する人は皆
私の声を聞きます
11
ピラトはイエスに言いました
真理とは何ですか?
12
イエスは言いました
真理は天から来るものです
13
ピラトは言いました
だから真理は地上にないのですね
14
イエスはピラトに言いました
信じなさい
真理は地上にあると
この人々の中に
彼等が裁きの力を持つ時
真理によって支配され
正しい裁きをする人々が
W章
1
ピラトはイエスに何の過ちも見出せません
ユダヤ人たちはイエスを磔にするように要求します
そこでピラトはイエスを大広間に残して
ユダヤ人たちの所に出て行って
言いました
私はイエスに何の過ちも見出しません
2
ユダヤ人たちはピラトに言います
しかしイエスは言いました
私は神の神殿を破壊して
三日でそれを再建出来ると
3
ピラトは彼等に言います
イエスが話すのはどんな種類の神殿ですか?
4
ユダヤ人たちは彼に言います
ソロモンが建てるのに四十六年かけた神殿を
イエスは言いました
彼は壊して
三日で建てると
5
ピラトは再び彼等に言いました
私はあの男の血について潔白です
あなたたちはそれを認めなさい
6
ユダヤ人たちは彼に言います
イエスの血の責任は私たちと私たちの子供たちの上にあります
それからピラトは一緒に呼び寄せました
長老たちと律法学者たちを
祭司たちとレビ人たちを
彼等に内密に言います
そのように行動してはいけません
あなたたちの彼に対する告発に私は何も見出せなかった
彼が病人を癒したことについて
そして安息日を破ったことについて
死刑に値することは
7
祭司たちとレビ人たちはピラトに答えました
カエサルに対して
誰かが冒瀆者であるなら
彼は死刑に値します
そしてこの男は主を冒瀆しました
8
そこで総督は再びユダヤ人たちに命じました
大広間から去るように
そしてイエスを呼んで
イエスに言いました
私はあなたをどうしたらよいのか?
9
イエスはピラトに答えました
書かれている通りに行いなさい
10
ピラトはイエスに言いました
それはどうように書かれているのか
11
イエスはピラトに言います
モーセと預言者たちは預言しました
私の苦難と復活について
12
ユダヤ人たちはこれを聞いて
怒って
ピラトに言いました
何故あなたはこれ以上聞くのでしょうか?
あの男の冒瀆の言葉を
13
ピラトは彼等に言います
これらの言葉があなたたちに冒瀆に思えるなら
あなたたちが彼を捕らえて
彼をあなたたちの裁判所に連れて行き
あなたたちの法によって彼を裁きなさい
14
ユダヤ人たちはピラトに答えます
私たちの法によると
彼は三十九回の鞭打ちを受けなければなりません
しかしこうした後彼が主を冒瀆するなら
彼は石打ちにされなければなりません
15
ピラトは彼等に言います
もし彼の話しが冒瀆であったなら
あなたたちが彼を裁きなさい
あなたたちの法に従って
16
ユダヤ人たちはピラトに言います
私たちの法は私たちに命じます
誰であれ死刑にしてはいけないと
私たちは望んでいます
彼が十字架に磔にされることを
彼は十字架の死刑に相応しいと
17
ピラトは彼等に言います
彼は十字架に磔にされるのに相応しくありません
彼を鞭打ちだけにして追い払いなさい
18
しかし総督がそこに居た人々とユダヤ人たちの方を見ると
多くのユダヤ人が涙を流しているのが見えました
そこでユダヤ人の祭司長たちに言いました
全ての人々は彼の死刑を望んいません
19
ユダヤ人の長老たちはピラトに答えました
私たちと全ての人々は正にこの目的の為にここに来ました
イエスは死ななければならないと
20
ピラトは彼等に言います
何故イエスは死ななければならないのか?
21
彼等はピラトに言いました
何故なら彼は彼自身を宣言するから
神の息子であり
王であると
X章
1
ニコデモはキリストの弁護をして
彼の奇跡を語ります
もう一人のユダヤ人
ヴェロニカと共に
百人隊長
そして他の者たちも
他の奇跡を証言します
しかしニコデモは
確信しているユダヤ人は
総督の前に立って
言いました
私はあなたにお願いします
正義の審判者よ
あなたが私に好意をもって二言三言語る自由を許して下さいますように
2
ピラトは彼に言いました
話を続けなさい
3
ニコデモは言いました
私は述べました
ユダヤ人の長老たちに
そして律法学者たちに
そして祭司たちとレビ人たちに
そしてユダヤ人の全ての大衆に
彼等の集会で
あなたたちはこの人をどうするつもりか?
4
彼は多くの役立つ輝かしい奇跡の業を行った人です
そのような業は誰もこれまで地上で行ったことはありません
又これkらも誰もしないでしょう
彼を解放しなさい
彼に危害を加えてはいけません
もし彼が神の許から来たなら
彼の奇跡は
彼の奇跡の癒しは続くでしょう
しかしもし人からなら
彼の奇跡は無になるでしょう
5
そのようにモーセは
彼が神によってエジプトに遣わされた時
神が彼に命じた奇跡を行いました
エジプトの王ファラオの前で
そしてその国の魔法使いたち
ヤネスとヤンブネスは
モーセが行った同じ奇跡を彼等の魔法で行いました
それでも彼等はモーセが行った全ての業を行うことは出来ませんでした
6
そして魔法使いたちが行った奇跡は
神のものと違いました
あなたたちが知っているように
律法学者とファリサイ派の人々よ
奇跡を行った彼等は滅びました
彼等を信じた者も全て
7
だから今この人を解放しなさい
何故ならあなたたちが彼を告訴する正にその奇跡は
神からであり
彼は死刑に値しないから
8
ユダヤ人たちはそこでニコデモに言いました
あなたは彼の弟子になったので
彼の為に論じているのか?
9
ニコデモは彼等に言いました
総督も彼の弟子になって
彼の為に論じているのですか?
カエサルは彼をそんな高い地位に置かなかったのではないでしょうか?
10
ユダヤ人たちはこれを聞くと
彼等は身を震わせて
ニコデモに向かって歯ぎしりして
彼に言いました
あなたは真理の彼の教えを受け
あなたの運命はキリストと共にありますように
11
ニコデモは答えました
アーメン
私は彼の教えを受けましょう
そして私の運命は彼と共にありますように
あなたたちが言ったように
12
そこで別の或るユダヤ人が立ち上がって
総督の許可を求めました
二言三言彼が話すことを聞くように
13
すると総督は言いました
あなたが思っていることを話しなさい
14
すると彼は言いました
私は三十八年の間横たわっていました
エルサレムの羊の池の側に
酷い病気に苦しみながら
そして癒しを待ちながら
天使が来ることによって齎される癒しを
天使は或る時に水面を乱します
すると水面が乱れた後最初に足を踏み入れた者は誰でも
彼の病気が何であれ全快しました
15
そしてイエスはそこで衰弱している私を見て
彼は私に言いました
あなたは全快したいですか?
そこで私は答えました
先生
私には人が居ません
水面が乱れた時
私を池の中に入れる為の人が
16
すると彼は私に言いました
立ち上がりなさい
あなたの寝床を持ち上げて歩きなさい
すると私は直ちに全快して
私の寝床を持ち上げて歩きました
17
そこでユダヤ人たちはピラトに言いました
我が総督閣下よ
どうか彼に尋ねて下さい
どの日に彼の病気が癒されたか
18
病気であった人は答えました
それは安息日でした
19
ユダヤ人たちはピラトに言いました
私たちは言いませんでしたか?
彼は安息日に彼の癒しを行ったと
そして悪魔の王によって悪魔たちを追い出したと
20
それからもう一人の或るユダヤ人が出て来て
言いました
私は盲で
音を聞くことをは出来ますが
誰も見ることが出来ず
イエスが進んで来た時
私は群衆が通り過ぎるのを聞いて
私は尋ねました
そこで何があったのでしょうか?
21
彼等は私に言いました
イエスが通っていると
そこで私は叫びました
こういうことを
イエスよ
神の息子よ
私を憐れんで下さい
すると彼は
立ち止まって
命じました
私が彼の許に来るように
そして私に言いました
あなたは何を望むのか?
22
私は言いました
主よ
私に視力が与えられますように
23
彼は私に言いました
あなたの視力を受け取りなさい
すると直ちに私は見えて
彼に従いました
喜びながら感謝を捧げながら
24
別のユダヤ人も出て来て
言いました
私は癩病でしたが
彼は彼の言葉だけで私を癒やしました
こう言って
私は望みます
あなたは清くなりなさい
すると直ちに私は私の癩病から清められました
25
そして別のユダヤ人が出て来て
言いました
私は腰が曲がっていましたが
彼は彼の言葉だけで私を真っ直ぐにしました
26
そしてヴェロニカという名の一人の女が
言いました
私は十二年間血の流出で苦しんでいました
そして私は彼の衣の裾に触れました
すると直ちに私の血の流出は止まりました
27
ユダヤ人たちは言いました
私たちには法があります
女は証人として許されないという
28
そして
他に色々あった後
別のユダヤ人が言いました
イエスが彼の弟子たちと共に婚礼に招かれているのを私は見ました
そして葡萄酒が不足しました
ガリラヤのカナで
29
そして葡萄酒が飲み尽くされると
彼は召使たちに命じました
そこにあった六つの壷を水で満たすように
そして彼等はそれらを縁まで水で満たしました
そして彼はそれらを祝福しました
すると水は葡萄酒に変わって
全ての人々は飲みました
この奇跡に驚きながら
30
そして別のユダヤ人が前へ立って
言いました
私はイエスを見ました
カペルナウムの会堂で教えるのを
そして会堂の中に悪魔憑きの或る男が居ました
そして彼は叫びました
こう言って
私のことは放っておいて下さい
私たちはあなたと何の関係がありますか?
ナゼレのイエスよ
あなたは私たちを滅ぼす為に来ているのか?
私は知っています
あなたが神の聖なる方であることを
31
するとイエスは彼を叱って
こう言います
あなたは黙りなさい
汚れた霊よ
そしてその男から出て行きなさい
すると直ちに汚れた霊は彼から出て行きました
しかも彼を全く傷つけませんでした
32
次の事はファリサイ派の一人によっても言われました
私は見ました
大群衆がイエスの許に来たのを
ガリラヤとユダヤから
そして海岸から
そしてヨルダンの周りの多くの国々から
そして多くの病身の人々が彼の許にやって来て
彼は彼等を癒やしました
33
そして私は聞きました
汚れた霊たちが叫んで
こう言うのを
あなたは神の息子です
するとイエスは彼等を厳しく咎めました
彼等が彼のことを知らせてはいけないと
34
この後別に人が
彼の名はセンチュリオでした
言いました
私はイエスをカペナウムで見ました
そして私は彼にお願いしました
こう言って
主よ
私の僕が麻痺の病気で家で横になっています
35
するとイエスは私に言いました
私が行って彼を癒しましょう
36
しかし私は言いました
主よ
私には値打ちがありあせん
あなたが私の屋根の下に来るだけの
そうではなくその言葉だけ言って下さい
それで私の僕は癒されるでしょう
37
するとイエスは私に言いました
行きなさい
そうすればあなたが信じたように
そのようにあなたにそれは実現します
そこで私の僕はその時から癒されました
38
それから或る貴族が言いました
私にはカペルナウムに一人の息子がいました
彼は危篤状態で横になっていました
そして私は聞いた時
イエスがガリラヤに来たと
私は行って彼にお願いました
彼が私の家に来るように
そして私の息子を癒すように
何故なら彼は危篤状態であったから
39
彼は私に言いました
行きなさい
あなたの息子は生きています
40
すると私の息子はその時から癒されました
41
これらに加えて
ユダヤ人の他の多くの者たちも
男も女も
叫んで言いました
彼は真に神の息子です
彼は彼の言葉だけで全ての病人を癒やし
悪魔たちも完全に彼に服従します
42
更に彼等の或る者は言いました
この力は神以外誰からも出て来ることは出来ません
43
ピラトにユダヤ人たちに言いました
何故悪魔たちはあなたたちの医者に服従しないのか?
44
彼等の或る者は言いました
悪魔を服従させる力は神からだけ出て来るものではありません
45
しかし他の者たちはピラトに言いました
イエスはラザロを死から甦らせたと
ラザロが墓の中に四日いた後
46
総督はこれを聞いて
震えながらユダヤ人の群衆に言いました
あなたたちに何の利益があるのか?
無実の人の血を流すことに
   →VI章に続く
LongLife MuraKami